ドイル「なんでや・・・壮大な世界観に重厚な人間描写、時代考証も完璧やのに・・・英国文学史に残る傑作やんけ・・・」
ドイル「あかん・・・金がない・・・どないしよ」
ドイル「しゃーない、とりあえず、もっと大衆的で金になるもん書くか・・・」
ドイル「売れる小説ゆーたら、そらキモオタ向けのラノベやろな。ほんまはそんなもん書くのはワイのプライドが許さんのやが・・・」
ドイル「クールイケメン天才の完璧超人を主人公にして俺TUEEEEやらしてっと・・・」
ドイル「主人公の引き立て役に間抜けな刑事と、お人よしの友人キャラを配置してマンセーマンセーっと・・・」
ドイル「・・・さすがにやりすぎやろか・・・書いてて死にたくなったで・・・」
ドイル「まあええか。アホな中学生くらいにはこんなもんでちょうどええやろ。」
ドイル「主人公の名前は・・・シャーロックホームズな。小遣い稼ぎになったら儲けもんや。」
読者「ホームズかっけー!すげー!超おもしれーーー!!!」
出版社「コナンドイル先生!もっと続き書いてください!」
ドイル「なんやと・・・」
出版社「先生、うちの雑誌にホームズの小説書いてくれませんか?」
ドイル(マジか・・・いつもは出版社に土下座して原稿買ってもらっとるのに、向こうからお願いなんて初めてやで・・・)
出版社「うちのストランドマガジンで短編連載を6話くらいどうでしょうか。原稿料は35ポンドで。」
※35ポンドは現在の価値でおよそ80万円
ドイル「短編6話で35ポンドね・・・」
ドイル(足下見すぎちゃうか・・・相場なら100ポンドくらいやろ・・・けど所詮ラノベやしなあ)
出版社「いえ、1話につき35ポンドです。」
ドイル「ファッ!?」
出版社「ではそういうことで、傑作をお待ちしております!」
ドイル「ワイの傑作はもう何度も送っとるのに毎回没にしとったやんけ・・・せやのにあんな落書きが35ポンドか・・・」
まあよくあることだな
漫画もラノベもそういう話聞く
ドイル「ま、とりあえず美少女やな。豚は美少女キャラだしときゃブヒブヒ喜ぶやろ・・・。」
読者「ぶひいいいいーーーアイリーンたん萌え~~~」
ドイル「けどクールなホームズは恋愛になんて興味ないねっと・・・」
読者「きゃああああーーーホームズ様素敵ーーー!」
ドイル「天才ホームズは某国の国王様にも頼りにされて、秘密結社と戦ったりもしちゃうよっと・・・」
読者「うおおおーーーかっけーーー!」
ドイル「ホームズはチョイ悪だからアヘンもコカインもキメちゃうよっと・・・」
読者「そこにしびれる憧れるうっ!!!」
コメント一覧